2022.06.30
梅雨になると体調が悪くなりますか?【2022年 梅雨の不調に関するアンケート調査結果】
回答者の6割が梅雨になると体調が悪いという結果に…
株式会社ハーバルアイ(本社:福岡県福岡市 代表取締役:橋口遼)は、2022年の6月に行った梅雨の不調に関する実態について、弊社が運営する漢方薬・健康食品のオンラインストア「漢方生薬研究所」会員の20代から70代の6,576名にアンケートを送付し「2022年梅雨の不調に関するインターネット自主調査」を実施いたしました。
【調査結果概要】
1.梅雨による気分の落ち込みがある人の割合
梅雨による気分の落ち込みはありますか?という設問では、「はい」が35.71%、「いいえ」が41.07%、「分からない」が14.29%、未回答1.79%という結果でした。
梅雨による気分の落ち込みを感じる方は、割合的に大差ない結果となりました。
雨の日に気分が落ち込むのは、自律神経のバランスが不安定になるせいと言われています。雨の日=低気圧のため、気圧の影響で自律神経が乱れます。
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなり、身体はストレスを感じ、身体を気圧変化に合わせようと自律神経が乱れます。その結果、さまざまな不調が現れ、気持ちが落ち込んでしまうと言われています。
2.梅雨になると体調が悪くなる人は約6割
梅雨になると体調が悪くなりますか?という設問では、「はい」が57.14%、「いいえ」が28.57%、「分からない」が7.14%という結果でした。
約6割の方が梅雨は体調が悪くなるという結果となりました。
梅雨による気分の落ち込みは感じなくても、体調面の悪さを感じる方は多いようです。梅雨に体調不良が起こりやすい原因は、「湿気」が増えることが一番影響しています。 体に「湿気」がたまると、むくみ、頭や身体が重くなり、頭痛やめまい、疲れやすい、だるいなど、疲労もたまりやすくなってしまいます。
また梅雨は、低気圧です。 低気圧になると、身体は副交感神経が優位に働くようになります。 副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる神経ですので、身体がお休みモードになり、身体がきつい、だるいと感じてしまいます。
3.梅雨による体調の悪さ第1位は「頭痛」
(はいの方)あなたが一番感じる体調の悪さはなんですか?という設問の回答の内訳は、
・頭痛
・身体がだるい、倦怠感
・腰痛、肩こり
・めまい
・気分の落ち込み、イライラ
・むくみ
・古傷が痛む
というものが挙げられていました。
頭痛は、血液に水分が溜まって血管が拡張し、神経を圧迫することで起こります。 湿度が高く汗をかきにくくなる梅雨は、特に頭痛が起こりやすくなるため、頭痛の症状に悩む方が多いようです。
専門家のコメントで東洋医学の観点からの梅雨の不調対策をご紹介しているので、是非ご参考になさってください。
4.心身の不調時の工夫第1位は「睡眠」
あなたが行っている心身の不調時の工夫を教えてください。という設問の回答の内訳は、
・睡眠をとる、横になる
・ストレッチ
・映画、ゲーム
・薬、漢方薬
・温泉、入浴
・マッサージ
・何もしない、サボる日を作る
・植物を育てる
・愚痴を言う
というものが挙げられていました。
回答が多かった「睡眠」の代表的な効果は心身ともに疲労を回復させることです。
体の疲れは横になればある程度とれますが、脳を休ませるためには「睡眠」が必要です。
次に多かった「ストレッチ」は、身体に心地良い刺激を与えてくれます。この刺激によって、リラックス効果も生まれます。「ストレッチ」で得られるメリットは他にもあり、身体を動かすことによって、血流が良くなります。血流が良くなれば、多くの女性が悩んでいる「むくみ」の改善にもつながり、体温を上げる効果も期待できます。
「薬、漢方薬」の「漢方薬」に関しては、専門家のコメントで症状改善に適した「漢方薬」を載せております。
不調時には「入浴」もおすすめです。入浴には温熱作用、水圧作用、浮力作用があります。体が温まって血流が良くなる温熱作用によって、疲労が取り除かれ、肩こりなどが緩和されます。 水圧作用は、手足に滞っていた血液を押し戻し、心臓の働きを活発化させます。また浮力作用は、体重を支える筋肉や関節を休め、全身の緊張をほぐしてくれる効果もあります。
5.梅雨に限らず、季節に関する悩み第1位は「花粉症」
梅雨に限らず、季節に関する悩みはありますか?という設問の回答の内訳は、
・花粉症
・気圧痛、天気痛
・特にない
・身体がだるい、倦怠感
・皮膚トラブル
・冷え性
・食欲不振
・関節痛
・湿度による不快感
・便秘
・寒暖差
というものが挙げられていました。花粉症に関しては、5月にアンケートを出しておりますので、こちらを参考になさってください。
季節の変わり目は寒暖差や、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動が大きくなります。 寒暖差に対応するため自律神経の一つである交感神経優位が続くと、エネルギー消費が増え、そのため、身体のだるさや倦怠感を感じる方が多くなります。季節の変わり目を快適に過ごすためには、自律神経のバランスを崩さないようにすることが大切です。
【専門家によるコメント】
ハーバルアイ薬剤師 土井 実咲
梅雨の時期は湿度が高く低気圧が続くことから、体がだるい、頭痛がする、食欲がない、おなかの調子が悪いなどの不調を訴える方が多くなります。
湿度が高いと十分に汗をかくことができず、身体の水分代謝が落ち、余分な水分や老廃物が体内に溜まり血の巡りが悪くなります。
このような不調を引き起こす湿度や湿気を東洋医学では “湿邪(しつじゃ)”と呼びます。
湿邪により「水」が体内にとどまることで、様々な症状を引き起こすことを”水滞(水毒)”といいます。水の巡りを整え、水分の偏在を解消することが大切です。
対策として、運動や入浴で体を温める、利水・利尿効果のある食事を摂ることが効果的だと言われています。
水の巡りを良くしてくれる食材として海苔、わかめなどの海藻類、黒豆や大豆などの豆類、またキュウリやスイカなどの瓜類があります。
しかし、瓜類や海藻類には身体を冷やす性質があるため、食べすぎには注意してください。
症状改善をサポートするため、漢方薬を用いることもあります。
水滞を改善するため、漢方薬では体内に停滞している水を取り除きます。
代表的な生薬として、沢瀉(たくしゃ)、茯苓(ぶくりょう)、朮(じゅつ)、猪苓(ちょれい)などがあります。
これらの生薬を含んだ五苓散(ごれいさん)、猪苓湯(ちょれいとう)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)などが水滞に伴う頭痛やむくみ、めまい、排尿トラブル、自律神経の乱れなどによく用いられます。
梅雨の後もしばらくは高温で湿気の多い時期が続きます。
ご自身のお身体に合わせた対策をして快適に過ごせるよう心掛けてみてください。
【調査概要】
■調査名称
株式会社ハーバルアイ「2022年梅雨の不調に関するインターネット自主調査」
■調査方法
インターネット調査
■調査期間
2022年6月10日(金)~6月24日(金)
■調査対象者
「漢方生薬研究所」会員の20代から70代
・回答者性別
女性:81.13% 男性:15.1% 未回答:3.77%
・回答者年代
20代:0% 30代:9.4% 40代:17.0% 50代:45.3% 60代:18.9% 70代以上:3.8% 未回答:5.7%
【漢方生薬研究所について】
私たち漢方生薬研究所のテーマは『自然をハコぶ』です。
漢方生薬研究所は現代のライフスタイルに取り入れやすい形で商品と東洋医学ひいては漢方の考え方をお客様に提供しています。
ホームページ:https://www.herbal-i.com/
【企業情報】
健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「ロングタームメディケーション」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売や、調剤薬局・薬膳レストランの運営を行なっている。
会社名:株式会社ハーバルアイ
代表者:代表取締役 橋口遼
設立 : 2015年12月
資本金 : 4,959万円
本社 : 福岡県福岡市中央区天神5丁目7-3福岡天神北ビル6階
電話:092-717-6346
URL : https://www.herbal-i.co.jp
【メディア掲載について】
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