2022.05.30

今年春の花粉症は例年と比べてどうでしたか?【2022年春の花粉症に関するアンケート調査結果】

アンケートを実施した回答者の7割が花粉症の症状があるという結果に。花粉症の一番つらい症状TOP3は「目のかゆみ」「鼻水」「鼻づまり」

株式会社ハーバルアイ(本社:福岡県福岡市 代表取締役:橋口遼)は、2022年の春に行った花粉症に関する実態について、弊社が運営する漢方薬・健康食品のオンラインストア「漢方生薬研究所」会員の20代から70代の11,272名にアンケートを送付し「2022年春の花粉症に関するインターネット自主調査」を実施いたしました。

【調査結果概要】

1.花粉症の症状がある人の割合


「あなたは花粉症の症状はありますか?」という設問では、「はい」が70.45%、「いいえ」が15.91%、未回答4.55%という結果に。アンケート回答者の約70%の方が「花粉症」の症状があるという結果に。多くのユーザーが、「花粉症」に悩まされていることが分かりました。

2.花粉症の対策は「症状が出てから」が3割でトップ


「いつ頃から花粉症対策を始めますか?」という設問では、「症状が出てから」が31.82%、「2月」が29.55%、「3月」が9.09%、「未回答」が6.82%、「4月」が4.55%、「その他」が4.55%、「12月」が2.27%、「1月」が2.27%という結果でした。「症状が出てから」の次に多いのが、「2月」になりました。スギ花粉は2月初旬から飛散が始まるので、「2月」から対策を始める方も多いようですね。

3.今年の春の花粉症は例年と比べ、「変わらない」が若干優勢


「今年の春の花粉症は例年と比べてどうでしたか?」という設問では、「変わらない」が34.09%、「例年よりひどい」が25%、「例年より軽い」が25%、「未回答」が6.82%、という結果でした。
花粉飛散量は各地域によって差がありますが、今回は「変わらない」という結果が34%でトップでした。

4.花粉症で通院は、約半数が「行かない」と回答


「花粉症で病院に行きますか?」という設問では、「行かない」が47.73%、「行く」が36.36%、「未回答」が6.82%、という結果でした。忙しくて病院に行くことが難しい方は、市販薬を使用する場合があると思います。その際は自己判断で購入せず一度、薬局の薬剤師に相談してみてください。

5.一番ひどい花粉症の症状は、TOP3は「目のかゆみ」「鼻水」「鼻づまり」


「あなたの花粉症の症状で一番ひどいものはなんですか?」という設問では、「目のかゆみ」が27.27%、「鼻水」が27.27%、「鼻づまり」が11.36%、「未回答」が11.36%、「その他」が9.09%、「くしゃみ」が4.55%という結果でした。「目のかゆみ」、「鼻水」が同票でした。

6.効果のある花粉症対策は「マスク」がトップ


「効果があると思った花粉症対策を教えてください。」という設問の回答の内訳は、
・マスク
・薬
・無し
・メガネ
・点眼薬
・注射
・サプリメント
・ヨーグルト
・納豆
という理由が挙げられていました。コロナの影響でマスクをすることが日常的になりましたが、花粉症対策にも有効な結果となりました。

7.その他アレルギー症状で多い「ハウスダスト」


「その他アレルギー症状はありますか?」という設問の回答の内訳は、

・なし
・ハウスダスト
・食物(小麦、カツオ、桃、バナナ、エビなど)
・寒暖差
・猫
・紫外線
・遅延型
などが挙げられていました。「なし」の次に多い「ハウスダスト」の主な原因は、空気中に浮遊する原因物質「アレルゲン」を吸い込み、その成分が鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応です。「ハウスダスト」は、ほこりに混じって生きるダニ、ダニの死骸や糞、人や動物のフケや毛、カビなども含みます。

8.花粉症の悩み、体験談などあれば教えてください。(自由回答)

・薬を飲み忘れると日常生活に支障をきたすので小さい頃から毎日服用しないといけなかった(30代・女性)
・1日1回の薬を飲んでいるが、ひどい時は2回飲まないと治まらない。多く飲むことに不安を感じる。(60代・女性)
・強い薬を飲むと、頭がぼーとしてしまう 鼻水、涙、くしゃみ、頭も痛くなる!
喉が乾く(60代・女性)
・花粉症の薬の他に点眼、点鼻薬も使わなければならない為1つて効くものがあって欲しい。(60代・女性)
・薬飲んで眠くなる(50代・女性)
・鼻水が止まらず、マスクの下で鼻栓をしている(30代・女性)
・毎年、病院でもらう薬を飲んでいても鼻水ズルズルになる日が何日かありました。 しかし、今期は一日もありませんでした。(50代・女性)
・夜寝ていて、鼻水がたらーと流れて目が覚める(60代・女性)
・突然喉が焼ける程痛く偏頭痛なり、初めは化学物質に反応しているのかと防虫剤や壁色々外したが治らず病院に行き花粉アレルギーと診断された。今では薬を一年中飲んでます。マスクは特にしてないとひどくなります。 皮膚では特に瞼が赤く腫れヒリヒリとして辛いです。(50代・女性)
・目がかゆすぎて、かいてしまうので目が腫れてしまう。病院からもらう目薬では、即効性がないのが悩み。 目薬に出会えてない。(50代・女性)
・薬には関連せず、花粉症の時期は、とにかく怠いし、眠気も強い。免疫力そのものが落ちるような気がします(50代・女性)
・血液検査の結果は花粉症だが、目が少し痒くなる程度のため、少し反応が強いときだけ眼鏡をかける他は通常通りのサプリを飲んで普通に生活しています。(40代・女性)
・花粉を避けると、家の中に閉じこもることが多くなる(40代・女性)

一部抜粋しましたが、以上のようなコメントを頂きました。薬に対しての不安や、花粉症の症状によって日常生活に支障がでることなどのお悩みが多くあるようでした。専門家のコメントで東洋医学の観点からの花粉症対策をご紹介しているので、是非ご参考になさって下さい。

 

【専門家によるコメント】
ハーバルアイ薬剤師 石井佳郎

そもそも花粉症とは?
花粉症とは花粉がアレルギーの原因となる免疫反応(アレルギー反応)であって、生体内に花粉が侵入すると、花粉を体外に排除しようとするために、鼻水や涙を出したり、くしゃみをさせる反応が起きます。その反応に大きく寄与する物質がヒスタミンであり、ヒスタミンは血管を拡張させたり炎症を引き起こします。花粉症の薬に抗アレルギー薬やステロイドを用いるのは、このヒスタミンの作用を抑えることで免疫反応を抑え込むのが目的です。

花粉症の対策
花粉が体内に入ると、ヒスタミンが血管内に出てきて種々の反応を起こします。そのため、花粉を体内に入れないというのが最も効果的な対応となります。しかし、実際は花粉の体内への侵入を完全に防ぐのは困難ですので、侵入後に起きる免疫反応を予防することが大切です。一度、花粉によって起きた免疫反応は暫く継続してしまうので、事前に抗アレルギー薬を服用しておくと、免疫反応を抑えることが出来ます。
また小青竜湯、麻黄附子細辛湯のような漢方薬を花粉症に用いることがありますが、これはヒスタミンを抑えるのではなく、ヒスタミンによって発生した炎症等の事象を抑える目的で用いられます。漢方薬と抗アレルギー薬はそれぞれ得意としていることに少し違いがある為、一緒に使われることもあります。

免疫力は上げた方が良いの?下げた方が良いの?
既に述べたように、花粉症は免疫反応ですが、目の痒みや鼻炎で生活の質が低下する私達にとっては過剰な反応です。一方、免疫力が低下した高齢者では症状が緩和するような例はよく見られます。では、免疫力を落とせば花粉症が良くなるか、ということですが、免疫力の低下は感染症などの合併症の原因になりますので、回避すべきです。東洋医学では「気」を補うことで免疫力が向上します。

気を補うには
何よりもバランスのとれた食事と運動、休息など規則正しい生活を送ることが大切です。食材にも気を補うものがあり、その代表的なものとして「芋」「豆」「穀物」「魚」がありますので、これらを積極的に摂取するのも良いでしょう。ただし、何事もバランスが大切ですので、偏りすぎないようにしてください。普段のご飯をとろろご飯にするなど、食事に一品追加といった無理のない範囲から始めるのが良いでしょう。

【調査概要】
■調査名称
株式会社ハーバルアイ「2022年春の花粉症に関するインターネット自主調査」
■調査方法
インターネット調査
■調査期間
2022年4月22日(金)~5月6日(金)
■調査対象者
「漢方生薬研究所」会員の20代から70代
・回答者性別
女性:92.50% 男性:7.5% 未回答:0%
・回答者年代
20代:0% 30代:13.1% 40代:26.9% 50代:27.7% 60代:16.9% 70代以上:3.8% 未回答:6.2%

【漢方生薬研究所について】
私たち漢方生薬研究所のテーマは『自然をハコぶ』です。
漢方生薬研究所は現代のライフスタイルに取り入れやすい形で商品と東洋医学ひいては漢方の考え方をお客様に提供しています。
ホームページ:https://www.herbal-i.com/

【企業情報】
健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「ロングタームメディケーション」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売や、調剤薬局・薬膳レストランの運営を行なっている。
会社名:株式会社ハーバルアイ
代表者:代表取締役 橋口遼
設立 : 2015年12月
資本金 : 4,959万円
本社 : 福岡県福岡市中央区天神5丁目7-3福岡天神北ビル6階
電話:092-717-6346
URL : https://www.herbal-i.co.jp

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