2023.12.27

【2023年 痔の悩みに関する実態調査】お尻のトラブルで30年以上悩む人も!

株式会社ハーバルアイ(本社:福岡県福岡市 代表取締役:中村航)は、痔の悩みに関する実態について、弊社が運営する漢方薬・健康食品のオンラインストア「漢方生薬研究所」会員の20代から90代の18,443名にアンケートを送付し「2023年 痔の悩みに関するインターネット自主調査」を実施いたしました。

【調査結果概要】

1.10年以上悩んでいる人が約4割


『痔の症状でどれくらいの期間お悩みですか?』という設問では、「1ヵ月未満」が4.1%、「3ヵ月未満」が3.6%、「~半年未満」が6.8%、「~1年未満」が9.5%、「~3年未満」が14.4%、「~5年未満」が13.9%、「10年以上」が21.2%、「20年以上」が10.3%、「20年以上」が10.3%、「30年以上」が12.4%という結果になりました。
また、10年以上悩んでいる人の約7割以上を50代以上が占め、症状が長期化している傾向も高くなりました。

 

2.約80%以上の人が、日常的にストレスを感じている


『痔の症状に対して、日常的にストレスを感じますか?』という設問では、「とても感じる」が35.5%、「やや感じる」が46.8%、「あまり感じない」が15.8%、「全く感じない」が2.0%という結果になりました。
ほとんどの人が、痔の症状に対して日常的にストレスを感じていると回答しました。

 

3.最もストレスを感じる症状の第1位は「お尻の違和感」


『痔の悩みで最もストレスを感じることは何ですか?』という設問では、「痛み」が27.4%、「痒み」が4.6%、「お尻の違和感」が36.8%、「出血」が18.9%、「下着を汚してしまう」が4.5%、「周囲に相談しづらい」が5.1%、「脱肛」が2.7%という結果になりました。

 

4.「受診したことがない」人が5割以上


『痔の症状で医療機関を受診したことがありますか?』という設問では、「受診したことがある」が46.1%、2位は「受診したことがない」が52.4%、「未回答」が1.5%という結果になりました。
また、「受診したことがない」と回答した人の約3割以上を、10~30年以上悩んでいる人が占めました。

 

5.「恥ずかしい」と感じる人が約4割で第1位


設問4.で「受診したことがない」と回答した人へ、『当てはまる理由を教えてください。』という設問では、「面倒くさい」が23.9%、「恥ずかしい」が40.1%、「どちらとも短期間で治った」が18.0%、「治療費がかかるから」が9.6%、「時間がない」が8.4%という結果になりました。
また、上記以外では「どこの病院が良いのか分からない」「治療が痛そう」「周囲にバレたくない」などの回答も見られました。

6.第1位は「運動不足」


『普段の生活習慣や、体質であてはまるものがあれば教えてください。(複数回答可)』という設問では、1位は「運動不足だと感じる」が53.1%、2位は「仕事や人間関係でストレスを感じやすい」が36.5%、3位は「睡眠不足である」が33.8%という結果になりました。

 

7.入浴を習慣にしている人が約5割


『痔の症状の改善や予防のために、普段行っていることがあれば教えてください。(複数回答可)』という設問では、1位が「入浴する」で50.7%、2位は「適度に運動する」で36.0%、3位は「食事を改善する」で34.5%、という結果になりました。
設問8.でも、「入浴により身体や腸を温めるように気をつけている」というような回答が多く見られました。

 

8.上記の他に、あなたが行っている対策があれば教えてください。



 

【専門家によるコメント】
ハーバルアイ薬剤師 土井 実咲
●【痔】●
痔の主な原因として、便秘や下痢、排便時のいきみ、長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしなどがあります。
近年はデスクワークが増え、特に働いている40〜50代で痔に悩んでいる方が多いようです。
「病院に行きづらい」、「周囲に相談できない」、「生活習慣をなかなか改善できない」などの原因で、痔の症状が長期的に続いている方も多く見られます。
今回のアンケートでも、回答者の約4割が10年以上痔に悩んでいるとの結果が出ました。

まずは、治療の基本として、痔の原因となる生活習慣を改善することが大切です。

1.排便のときは、強くいきまない
便を出す際に強くいきむと、肛門に強い圧力がかかり、肛門周囲のうっ血の原因となります。便意を感じた時は我慢せずトイレに行くことで、便が固くなるのを防ぎ、いきむ時間も短くなります。

2.肛門を清潔に保つ
排便後、肛門や肛門周囲に便が残ると、便が肛門に刺激を与え、症状を悪化させることがあります。洗浄器付きトイレや濡れティッシュなどで清潔に保ちましょう。

3.便秘・下痢に注意
便秘は痔核や裂肛、下痢は裂肛や痔瘻の原因になります。食物繊維を多く摂り、腸内環境を整えることが大切です。

4.長時間、同じ姿勢を続けない
デスクワークや立ち仕事などが続くと、血液が下半身に溜まり、肛門周囲がうっ血しやすくなります。長時間同じ姿勢が続く時は、姿勢を変えたり、軽く体操することで血流の滞りを予防することができます。

5.アルコールや刺激物等を控える
アルコールの飲み過ぎは下痢を起こしやすく、肛門に負担がかかります。また、胡椒や唐辛子といった香辛料は便と一緒に排泄されるので、排便時に肛門が刺激され、症状が悪化することがあります。

6.身体の冷えに注意
腰やお尻が冷えると、肛門周囲の血行が悪くなります。寒い時期は携帯用カイロや暖房器具などを用いて、冷えから身体を守ることも大切です。また、入浴は身体が温まり、肛門周囲の血行がよくなります。肛門の清潔も保てるため、痔の予防には大変効果的です。

東洋医学で痔は瘀血(おけつ)による症状の一つとされています。
瘀血とは血の流れが悪くなり、滞っている状態です。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は瘀血を改善する代表的な漢方薬であり、肛門のうっ血や、炎症を改善する効果があると言われています。
また、便秘が原因で起こる痔には、乙字湯(おつじとう)が使われています。
乙字湯には大黄(だいおう)という下剤成分が入っているため、硬い便を柔らかくし、便秘を改善してくれる効果がありおすすめです。
外用薬では紫雲膏(しうんこう)が使われることもあります。
痔の進行度や便秘型、うっ血型、脱肛型、内痔核、外痔核など状態に応じて漢方薬を選択することが大切です。

まずは、おしりに負担のない生活を心がけ、生活習慣の改善や市販薬でなかなか治らない場合は、専門医の診察を早めに受けてください。

【調査概要】
■調査名称
株式会社ハーバルアイ「2023年 痔の症状に関するインターネット自主調査」
■調査方法
インターネット調査
■調査期間
2023年12月9日(土)~12月15日(金)
■調査対象者
「漢方生薬研究所」会員の20代から90代
・回答者性別
男性:56.2% 女性:43.1% 未回答:0.7%
・回答者年代
20代:0.7% 30代:5.3% 40代:19.2% 50代:28.0% 60代:28.4% 70代:13.6%
80代以上:4.1% 未回答:0.7%

【漢方生薬研究所について】
私たち漢方生薬研究所のテーマは『自然をハコぶ』です。
漢方生薬研究所は現代のライフスタイルに取り入れやすい形で商品と東洋医学ひいては漢方の考え方をお客様に提供しています。
ホームページ:https://www.herbal-i.com/
【企業情報】
健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「セルフメディケーション」「予防医療」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売・調剤薬局運営を行い医食同源や漢方の考え方に特化した商品、サービスを展開しています。
会社名:株式会社ハーバルアイ
代表者:代表取締役 中村航
設立 : 2015年12月
資本金 : 5,609万円
本社 : 福岡県福岡市中央区天神5丁目7-3福岡天神北ビル6階
電話:092-717-6346
URL : https://www.herbal-i.co.jp

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