2023.11.30

【2023年 高血圧に関する意識調査】約7割の人が血圧を「気にしている」

株式会社ハーバルアイ(本社:福岡県福岡市 代表取締役:中村航)は、血圧に関する意識について、弊社が運営する漢方薬・健康食品のオンラインストア「漢方生薬研究所」会員の20代から90代の21,477名にアンケートを送付し「2023年 血圧に関するインターネット自主調査」を実施いたしました。

【調査結果概要】

1.血圧が気になる人は全体の約7割


『血圧は気になりますか?』という設問では、「とても気になる」が26.4%、「やや気になる」が40.7%、「どちらとも言えない」が8.4%、「あまり気にならない」が17.3%、「全く気にならない」が7.3%という結果になりました。
また、血圧が気になると回答した人の約80%を40代以上が占めました。

 

2.血圧が気になり始めるのは40代から


『血圧が気になり始めたのはいつごろですか?』という設問では、「20代」が3.0%、「30代」が7.3%、「40代」が21.3%、「50代」が25.3%、「60代」が16.8%、「70代」が4.2%、「80代」が0.3%、「気にならない」が21.8%という結果になりました。

 

3.約6割の人が「血圧が高め」と指摘を受けたことがある


『今までに「血圧が高め」と指摘を受けたことがある、または指摘されている。』という設問では、「ある」が58.5%、「ない」が41.2%、「未回答」が0.3%という結果になりました。
また、「ある」と回答した人は50代以降増加傾向で、60代が約3割を占めました。
今回の調査では、回答者の約8割以上を50代以降の年齢が占めたことから、「指摘を受けたことがある」割合も高くなりました。

 

4.普段、運動不足だと感じている人が約60%


『普段の生活習慣や、体質であてはまるものがあれば教えてください。』という設問では、1位は「運動不足だと感じる」が60.0%、2位は「仕事や人間関係でストレスを感じやすい」が37.0%、3位は「塩分の摂りすぎ」が32.5%という結果になりました。
その他には、「睡眠不足である」「食べ過ぎ」「更年期である」などの回答も見られました。

 

5.「高血圧症による健康リスク」について、正しく理解している人は約7割


『高血圧症による健康への影響について、正しく理解している。』という設問では、「とてもそう思う」が23.2%、「ややそう思う」が46.4%、「どちらとも言えない」が21.3%、「あまりそう思わない」が7.2%、「全くそう思わない」が1.9%という結果になりました。
「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人の約7割以上は、設問1.で「血圧が気になる」と回答した人が占めました。

6.適度な運動習慣が第1位


『血圧をコントロールするために、普段行っていることがあれば教えてください。(複数回答可)』という設問では、1位は「適度に運動する」が45.4%、2位は「食事を改善する」が41.4%、3位は「通院している」が32.8%という結果になりました。
通院している場合を除くと、適度な運動やバランスの良い食生活など、生活習慣の改善に取り組む人が多く見られました。

 

7.生活習慣が変わったと感じる人は、約3割程度


『血圧コントロールに取り組む前後で、生活習慣が大きく変わったと感じることがありますか?』という設問では、「とてもそう思う」が8.4%、「ややそう思う」が23.9%、「どちらとも言えない」が40.1%、「あまりそう思わない」が18.0%、「全くそう思わない」が9.6%という結果になりました。
血圧コントロールを意識する前後で、生活習慣が大きく変化したと感じる人は約3割程度でした。

 

8.上記の他に、あなたが行っている対策があれば教えてください。



 

【専門家によるコメント】
ハーバルアイ薬剤師 土井 実咲
●【高血圧】●
高血圧は自覚症状がほとんどない場合が多く、血圧が高い状態にあっても、医療機関を受診していない方が多いと言われています。
血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、血管が傷つきやすく脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすリスクが高くなります。
このように、高血圧は気づかないまま命に関わる疾患へ進行することがあるため、『サイレントキラー』とも言われています。

東洋医学では、血圧そのものを下げるのではなく、身体のバランスを整えて高血圧にともなう症状を改善していきます。
血圧上昇時には頭痛、肩こり、めまいなどの症状が現れることがあります。
このような、高血圧の随伴症状に適応のある漢方薬には、『七物降下湯(しちもつこうかとう)』や『釣藤散(ちょうとうさん)』などが挙げられます。

他にも、高血圧を五臓で考えると、主に『心(しん)』、『肝(かん)』、『腎(じん)』が関連しており、気血水では血の巡りが悪い状態である『瘀血(おけつ)』も関係していると考えられています。

高血圧は、ストレス、喫煙、肥満、塩分の取り過ぎ、運動不足などが原因と言われています。
適切な運動は、交感神経の緊張が緩和され血圧が下がりやすくなります。
寒い時期は運動不足になりやすいですが、室内でできる体操やストレッチなどで身体を動かすようにしましょう。やりすぎは血圧が上がり、逆効果になるので注意が必要です。

血圧の高い方が取り入れたい栄養として、カリウムやマグネシウム等が挙げられます。
カリウムには、体内から余分な塩分(ナトリウム)の排出を促す働きがあり、野菜や果物、海藻類、豆類などに多く含まれています。また、海藻や豆類、ナッツ類などにはマグネシウムが含まれており、カリウムの働きを助けてくれます。
ただし、血糖値が高い人の果物の摂りすぎや、腎臓病の人は、重症度によりカリウム摂取量の制限があるので注意してください。

血圧は温度変化にとても敏感で、特に寒くなる時期は、体温を逃さないように血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。
高血圧の方では、夏と冬で10mmHg程度の血圧の差がある方が多いようです。
急激な温度変化による血圧の変化は、血管に大きなダメージを与える可能性があるため、室内外の温度差をなるべく少なくすることが大切です。
寒い時期に外出する際は、首もとや袖、足元などを保温することで、血圧の上昇を防ぐことができます。

また、入浴時には、ヒートショックに注意が必要です。
寒い脱衣所から急に熱い温度の湯舟に入ると、急激な血圧の変動が起き、心筋梗塞や脳卒中に繋がりかねません。
熱すぎるお湯は避け、入浴前に脱衣所と浴室は暖かくしておきましょう。

高血圧は、定期的な健診を受けたり、自身で血圧を測定しないと、なかなか気付くことができません。
特に、日本人は食生活の観点からも高血圧になりやすい傾向にあるので、日頃の生活習慣を見直し、高血圧になりにくい身体づくりを目指しましょう。

【調査概要】
■調査名称
株式会社ハーバルアイ「2023年 血圧に関するインターネット自主調査」
■調査方法
インターネット調査
■調査期間
2023年11月11日(土)~11月17日(金)
■調査対象者
「漢方生薬研究所」会員の20代から90代
・回答者性別
男性:52.7% 女性:46.9% 未回答:0.3%
・回答者年代
20代:0.5% 30代:2.8% 40代:12.0% 50代:29.5% 60代:32.8% 70代:16.9%
80代以上:5.4% 未回答:0.1%

【漢方生薬研究所について】
私たち漢方生薬研究所のテーマは『自然をハコぶ』です。
漢方生薬研究所は現代のライフスタイルに取り入れやすい形で商品と東洋医学ひいては漢方の考え方をお客様に提供しています。
ホームページ:https://www.herbal-i.com/
【企業情報】
健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「セルフメディケーション」「予防医療」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売・調剤薬局運営を行い医食同源や漢方の考え方に特化した商品、サービスを展開しています。
会社名:株式会社ハーバルアイ
代表者:代表取締役 中村航
設立 : 2015年12月
資本金 : 5,609万円
本社 : 福岡県福岡市中央区天神5丁目7-3福岡天神北ビル6階
電話:092-717-6346
URL : https://www.herbal-i.co.jp

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