2023.10.31

【2023年 血糖値に関する意識調査】「血糖値が高め」と指摘を受けたことがある人は全体の9割。

株式会社ハーバルアイ(本社:福岡県福岡市 代表取締役:橋口遼)は、血糖値に関する実態について、弊社が運営する漢方薬・健康食品のオンラインストア「漢方生薬研究所」会員の20代から90代の21,045名にアンケートを送付し「2023年 血糖値に関するインターネット自主調査」を実施いたしました。

【調査結果概要】

1.90%以上の人が「血糖値が高め」と指摘を受けたことがある


『今までに「血糖値が高め」と指摘を受けたことがある、または指摘されている。』という設問では、「ある」が91.9%、「ない」が6.7%、「未回答」が1.4%という結果になりました。
また、「ある」と回答した人は50代以降増加傾向で、60代が約4割を占めました。
今回の調査では、回答者の約9割以上を50代以降の年齢が占めたことから、「指摘を受けたことがある」割合も高くなりました。

 

2.指摘を受けたことがない人も、約6割は気にしている


『血糖値は気になりますか?』という設問では、「とても気になる」が75.1%、「やや気になる」が20.5%、「どちらとも言えない」が2.7%、「あまり気にならない」が1.4%、「全く気にならない」が0.4%という結果になりました。
また、設問1.で「指摘を受けたことがない」と回答した人のうち、6割が血糖値を気にしていることがわかりました。

 

3.血糖値が気になり始めるのは40代


『血糖値が気になり始めたのはいつごろですか?』という設問では、「20代」が2.3%、「30代」が9.5%、「40代」が21.0%、「50代」が32.9%、「60代」が23.5%、「70代」が6.7%、「80代」が1.6%、「気にならない」が2.5%という結果になりました。

 

4.約7割の人が運動不足だと認識している


『普段の生活習慣や、体質であてはまるものがあれば教えてください。』という設問では、1位は「運動不足だと感じる」が65.2%、2位は「甘いものを好む」が50.7%、3位は「肥満である」が38.0%という結果になりました。

 

5.血糖値スパイクについて正しく理解している人は過半数


『「血糖値スパイク」について、正しく理解している。』という設問では、「とてもそう思う」が18.9%、「ややそう思う」が39.2%、「どちらとも言えない」が27.4%、「あまりそう思わない」が9.2%、「全くそう思わない」が5.3%という結果になりました。
「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人の約9割以上は、設問1.で「血糖値が高め」と指摘を受けたことのある人が占めました。

6.腸内環境と血糖値の関係について知っている人は4割程度


『腸内環境の改善が、糖尿病を予防すると言われていることを知っていますか?』という設問では、「知っている」が37.5%、「知らない」が48.8%、「どちらとも言えない」が13.8%という結果になりました。

 

7.食生活の改善が第1位


『血糖値をコントロールするために、普段行っていることがあれば教えてください。(複数回答可)』という設問では、1位は「食事を改善する」が58.7%、2位は「サプリメントを服用している」が55.8%、3位は「通院している」が54.1%という結果になりました。
通院している場合を除くと、バランスの良い食生活や適度な運動など、生活習慣の改善に取り組む人が多く見られました。

 

8.上記の他に、あなたが行っている対策があれば教えてください。



 

【専門家によるコメント】
ハーバルアイ薬剤師 土井 実咲
●【血糖値】●
高血糖とは、血糖値が正常値よりも高い状態が続いていることをいいます。
健康な人でも食後の血糖値は上昇しますが、その後、膵臓から分泌されるインスリンの働きによって血糖値は低下し、食後の約2時間後には元の状態に戻ります。

一方、糖尿病や糖尿病予備群の人は、インスリンの分泌量が少なかったり、インスリンの血糖値を下げる働きが十分でないため、食後2時間が経過しても血糖値が低下せず、高血糖の状態が続いてしまいます。高血糖の状態が続くと糖尿病へと進行します。

糖尿病は、心臓病、網膜症、神経障害、腎不全などといった、重い慢性合併症につながるリスクがあります。
他にも、免疫力低下による歯周病や皮膚炎、感染症などの病気にかかりやすくなると言われています。

食後に血糖値が急上昇する血糖値スパイクにも注意が必要です。
膵臓の衰えや肥満などが原因でインスリンの分泌量の減少や、インスリン自体の働きが低下すると、身体の器官や臓器にブドウ糖を取り込むことができず、食後に急激な血糖値の上昇を招きます。
そのあと急上昇した血糖値を抑えるために、インスリンが大量に分泌され、血糖値の急降下を招きます。こうした血糖値の乱高下を血糖値スパイクと言います。

このような血糖値の乱降下は血管に負担を与えてしまうため、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中、また認知症などのリスクが高くなると考えられています。
血糖値スパイクは、健康診断ではなかなか発見されず、見逃されやすいという特徴があります。
そのため健診の数値が正常な人でも血糖値スパイクが起きる可能性はあるため、予防に取り組む必要があります。

炭水化物や糖質の摂り過ぎは避け、タンパク質や食物繊維を含む食材をバランスよく食べましょう。
また、食事をとる順番として、肉・魚などのタンパク質や野菜を先に食べると、糖質を吸収する速度が遅くなり、血糖値の急上昇が抑えられます。
運動は、食事の約1時間後に行うことが有効だと言われています。まずは散歩やジョギングなどの、無理のない運動から心がけてみてください。
また、ストレスを感じると血糖値を上昇させるホルモンが分泌されたり、インスリン抵抗性が強くなることがあります。ストレスと上手くつき合うことも、血糖値スパイクを予防するためには大切です。

近年では、腸内細菌の環境が血糖値に影響するという研究結果も報告されており、血糖コントロールが良好な人には善玉菌が多く、反対に血糖コントロールが不良な人は、悪玉菌が多い傾向にあるということがわかってきているようです。
現代人の食生活では悪玉菌が多くなりがちと言われているため、食物繊維や発酵食品などを積極的に摂取し腸内細菌のバランスを整えることが大切です。
運動不足や食事の内容など身近な生活習慣を見直し、高血糖になりにくい身体づくりを意識しましょう。

【調査概要】
■調査名称
株式会社ハーバルアイ「2023年 血糖値に関するインターネット自主調査」
■調査方法
インターネット調査
■調査期間
2023年10月14日(土)~10月21日(土)
■調査対象者
「漢方生薬研究所」会員の20代から90代
・回答者性別
男性:69.8% 女性:29.7% 未回答:0.5%
・回答者年代
20代:0.4% 30代:0.9% 40代:3.5% 50代:19.1% 60代:42.8% 70代:25.8%
80代以上:7.1% 未回答:0.4%

【漢方生薬研究所について】
私たち漢方生薬研究所のテーマは『自然をハコぶ』です。
漢方生薬研究所は現代のライフスタイルに取り入れやすい形で商品と東洋医学ひいては漢方の考え方をお客様に提供しています。
ホームページ:https://www.herbal-i.com/
【企業情報】
健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「セルフメディケーション」「予防医療」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売・調剤薬局運営を行い医食同源や漢方の考え方に特化した商品、サービスを展開しています。
会社名:株式会社ハーバルアイ
代表者:代表取締役 橋口遼
設立 : 2015年12月
資本金 : 5,609万円
本社 : 福岡県福岡市中央区天神5丁目7-3福岡天神北ビル6階
電話:092-717-6346
URL : https://www.herbal-i.co.jp

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