2023.05.01
【2023年春の不調に関する意識調査】回答者の約6割が春先に不調を感じたことあり。
株式会社ハーバルアイ(本社:福岡県福岡市 代表取締役:橋口遼)は、春先の不調に関する実態について、弊社が運営する漢方薬・健康食品のオンラインストア「漢方生薬研究所」会員の20代から90代の24,342名にアンケートを送付し「2023年春の不調に関するインターネット自主調査」を実施いたしました。
【調査結果概要】
1.仕事でストレスを感じている人の割合
『仕事でストレスを感じることがありますか?』という設問では、「はい」が46.7%、「いいえ」が23.8%、未回答が29.5%という結果になりました。
回答者の多くが、仕事でストレスを感じている結果となりました。
2.ストレスの原因は「仕事の内容」
『心身の不調の原因・要因はなんですか?』という設問では、1位は「仕事の内容」で28.7%、2位は「部下・同僚との人間関係」で17.1%、3位は「仕事の量が多い」で15.2%という結果になりました。ストレスの原因として、仕事の内容や人間関係をあげる回答が多く見られました。
3.約6割の人が専門家に「相談したことがない」
『心身の不調で病院へ行ったことや、専門家に相談したことがありますか?』という設問では、「はい」が35.5%、「いいえ」が59.5%、未回答が5.0%という結果になりました。半数以上の人が、心身の不調を感じた時に医療機関などを利用しないという回答でした。
4.2人に1人が「春の不調」を感じたことあり
『春は季節の変わり目でもあり、環境や生活習慣の変化も起こりやすい時期ですが、心身の不調を感じたことはありますか?』という設問では、「はい」が54.0%、「いいえ」が42.7%、未回答が3.3%という結果になりました。春先は環境や人間関係の変化に伴い、心身の不調を感じやすい傾向にあることが分かりました。
5.ストレスを感じると「疲れやすくなる」
『どのような症状を感じたことがありますか?』という設問では、1位は「疲れやすい」で25.0%、2位は「不眠」で18.7%、3位は「イライラする・落ち込みやすくなる等のメンタルの不調」で18.0%という結果になりました。
人間はストレスを感じると自律神経が乱れるため、心身の不調を感じやすくなります。そのためか、いつもより疲れやすくなる、眠れない、気分が落ち込みやすくなるなどの症状を感じる方が多く見られました。
6.春に心身の不調を感じた具体的なエピソードを教えてください。
春先の寒暖差や、花粉症、新生活に伴う環境や人間関係の変化をきっかけに、心身の不調を感じたとの回答が多く集まりました。
7.日常で心身の不調をかんじたときの、調子の整え方を教えてください。
睡眠や入浴などでしっかり身体を休める、趣味を楽しむ、身体を動かすなどの回答が多く集まりました。
ハーバルアイ薬剤師 土井 実咲
●【春の不調】●
寒い冬が終わり、日に日に暖かい季節となってきました。今年は行動制限もほとんど解除され、屋外で活動される方も多いのではないでしょうか。
一見、過ごしやすく感じますが、春は1年の中で寒暖差の大きい時期でもあります。また、寒暖差以外に気圧も変動しやすく、体調不良を起こす方が多いようです。
さらに、新生活に伴う環境や人間関係の変化などで精神的にストレスを感じやすいのもこの時期です。
今回のアンケートでも、5割以上の方が環境の変化や季節の変わり目で心身の不調を感じているという結果になりました。
漢方の見方では、春は五行説の『肝』に関係があるとされています。
東洋医学でいう『肝』の働きは、肝臓本来の機能のほかに、目や筋肉、自律神経のコントロールなど広範囲にわたります。
春はやる気や元気をもたらす「陽」の気が高まり、私たちの身体も活発になります。「陽」の気に刺激され、『肝』の働きが活発になると気が高ぶることがあります。
その結果、イライラ・不眠症・情緒不安定などの精神的な症状があらわれやすくなります。
また、「気」や「血」が逆流することで、身体の上部に停滞し、のぼせ、めまい、頭痛、血圧の上昇など、上半身に症状が現れるのも特徴の1つです。
花粉症の症状である、目の充血やかゆみ、鼻詰まり、喉の炎症などは身体の上部に「血」が停滞することで起きる症状で、『肝』の乱れに由来するものとされています。
春に旬を迎える食べ物は、「気」や「血」の巡りを改善する効果があるとされています。
『肝』の働きを整えるためには、春菊、タケノコ、さくらんぼ、アスパラガスなどの食材を積極的に取り入れることがお勧めです。
他には、酢や柑橘系の果物、梅干しなどの酸味のある食材も『肝』の働きを整えるのに効果的です。
春の不調に使われる漢方薬には、『肝』の働きを整えるためのものが多く見られます。
代表的なものとしては「加味逍遥散(かみしょうようさん)」、「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」、「抑肝散(よくかんさん)」などで、『気』の高ぶりを改善しイライラや不安、不眠やストレスからの喉のつかえなどに効果があります。
花粉症の症状であらわれる鼻水・鼻づまりの症状を抑える漢方薬として「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」があります。
また、鼻水が少ない場合や高齢者には「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」、他にも、顔面が熱っぽく匂いが分からないほどの鼻詰まりには、「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」などを使用します。
春の不調を乗り切るために、お悩みの症状や体質に合わせて漢方薬を取り入れてみるのも良いかもしれません。
【調査概要】
■調査名称
株式会社ハーバルアイ「2023年春の不調に関するインターネット自主調査」
■調査方法
インターネット調査
■調査期間
2023年4月14日(金)~4月21日(金)
■調査対象者
「漢方生薬研究所」会員の20代から90代
・回答者性別
男性:61.6% 女性:37.8% 未回答:0.6%
・回答者年代
20代:0.4% 30代:1.1% 40代:4.2% 50代:22.8% 60代:38.2% 70代以上:21.3%
80代以上:7.0% 未回答:5.0%
【漢方生薬研究所について】
私たち漢方生薬研究所のテーマは『自然をハコぶ』です。
漢方生薬研究所は現代のライフスタイルに取り入れやすい形で商品と東洋医学ひいては漢方の考え方をお客様に提供しています。
ホームページ:https://www.herbal-i.com/
【企業情報】
健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「セルフメディケーション」「予防医療」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売・調剤薬局運営を行い医食同源や漢方の考え方に特化した商品、サービスを展開しています。
会社名:株式会社ハーバルアイ
代表者:代表取締役 橋口遼
設立 : 2015年12月
資本金 : 5,609万円
本社 : 福岡県福岡市中央区天神5丁目7-3福岡天神北ビル6階
電話:092-717-6346
URL : https://www.herbal-i.co.jp
【メディア掲載について】
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