2023.06.30

【2023年 汗の悩みに関する実態調査】それってもしかして「多汗症」かも?

株式会社ハーバルアイ(本社:福岡県福岡市 代表取締役:橋口遼)は、多汗症に関する実態について、弊社が運営する漢方薬・健康食品のオンラインストア「漢方生薬研究所」会員の20代から90代の27,538名にアンケートを送付し「2023年 多汗症に関するインターネット自主調査」を実施いたしました。

【調査結果概要】

1.汗をかきやすいと回答した方の割合は6割以上


『あなたは汗をかきやすいほうですか?』という設問では、「はい」が64.6%、「いいえ」が12.3%、「どちらとも言えない」が23.1%という結果になりました。
回答者の6割以上の方が、汗をかきやすいと感じていることが分かりました。

 

2.人目を気にする回答が上位に


『あてはまる症状を教えてください』という設問では、1位は「睡眠や落ち着いているときは汗をかかない」で21.4%、2位は「汗ジミが気になる」で17.4%、3位は「緊張で多量の汗をかく」で17.4%という結果になりました。
多汗症は日中に多量の汗をかく一方で、就寝中や落ち着いているときは症状が出ないのも特徴です。

 

3.2人に1人が気にしている


『上記の症状はどの程度気になりますか?』という設問では、「かなり気になる」が26.5%、「やや気になる」が31.8%、「そこまで気にならない」が25.5%、「全く気にならない」が16.2%という結果になりました。
多量の汗をかいてしまうことにより、「洋服の汗ジミが気になる」、「ニオイが気になる」、女性は「髪型やメイクが崩れてしまう」などの回答が多く見られました。

 

4.4人に1人が普段から気にしている


『上記の症状はどのような時に気になりますか』という設問では、「常に気になる」が24.6%、「運動したとき」が23.8%、「特に気にならない」が21.2%、「緊張したとき」が17.7%、「その他」が12.7%という結果になりました。

 

5.専門家に相談したことがある人は少数


『汗の悩みで病院へ行ったことがありますか?』という設問では、「はい」が2.9%、「いいえ」が97.1%という結果になりました。
設問8.でも一部抜粋していますが、恥ずかしくて誰にも相談できないという方もいるようです。

6.病院へ行ったことがある人の半数以上が「多汗症」


『「多汗症」と診断されたことはありますか?』という設問では、「はい」が1.8%、「いいえ」が17.1%、「未回答」が81.1%という結果になりました。
設問5.の汗の悩みで病院へ行ったことがある人の割合に対して、「多汗症」と診断されたことがある人の割合は約6割という結果となりました。

 

7.「多汗症」と診断された人の7割が治療を受けたことがある


『「多汗症」の治療を受けたことがある、または治療中である』という設問では、「はい」が1.3%、「いいえ」が13.7%、「未回答」が85.0%という結果になりました。
設問6.で多汗症と診断されたことがある人のほとんどが、治療を受けたことがあるという結果になりました。

 

8.多汗症により、日常生活で困ったエピソードがあれば教えてください。

【専門家によるコメント】
ハーバルアイ薬剤師 土井 実咲
●【多汗症】●
多汗症とは、身体が通常より大量の汗をかいてしまう疾患です。
汗は体温を調整する大切な役割です。
しかし、必要以上に発汗すると手足の汗で書類が濡れてしまったり、汗が気になり好きな服が着られないなど日常生活に影響を与えてしまいます。
多汗症は、発汗以外にだるさやめまい、耳鳴りなどの症状が出たりすることもあります。
汗により手足が湿っているため、指先の冷え、手足の水疱(水ぶくれ)、表皮がめくれるなどの皮膚症状を引き起こす場合もあります。
また、多汗の症状により、精神的な苦痛を感じる場合もあります。足や脇の不快な臭いに悩まされ、仕事や勉強への悪影響、対人関係に支障がでるなど、QOLが著しく低下します。

弊社のアンケートでも多汗症に該当する可能性がある方は顔や額、手足の大量の汗に加え、服への汗染みなど、生活に支障をきたしている方も多く見られました。

多汗症は2種類あるといわれ、全身に多量の汗をかく「全身性多汗症」と、手の平や足の裏など局所的に多量の汗をかく「局所性多汗症」があります。
原因はそれぞれ異なり、全身性多汗症の場合は甲状腺機能亢進症や糖尿病、自律神経失調症、更年期障害など、局所性多汗症の場合は、精神的な緊張や末梢神経のダメージなどがあげられます。

多汗症には生活習慣が関係しているといわれています。
1つめは食生活の内容です。辛いものや酸味の強いもの、カフェインなどは、交感神経を優位にする作用があり、発汗しやすい状態となります。
バランスの良い食事を心がけ、刺激物の過剰な摂取は控えたほうがよいでしょう。
2つめは心と身体のバランスを整えることです。
多汗症はストレスや疲労、精神的な緊張などが原因で発症することがあります。
リラックスする時間をつくり、上手くストレスを解消することや、十分な睡眠をとり疲労が蓄積しないようにすることが大切です。

他にも、飲酒や喫煙などは多汗症を悪化させる原因となるので、適度な飲酒量を守り、喫煙を控える等の改善も重要です。

東洋医学では、汗は単なる水分ではなく『津液(しんえき)』と呼ばれ、身体に有用な成分が変化したものと考えられています。
多汗症では、ストレスなどで心身のバランスが崩れ、津液が体外へ出てしまうために起きると考えられています。
多汗症にみられる体質はたくさんあり、体内の熱と水分のバランスが崩れたタイプ、気が不足したタイプ、余分な水分が溜まっているタイプなど様々です。

治療に使われる漢方薬は、体質によって異なります。
肥満気味の方は体内の熱と水分バランスが崩れやすくなります。この場合は、防已黄耆湯、防風通聖散などを用いて肥満の解消や水分代謝の改善をします。
また、更年期にはホルモンバランスの崩れが原因でのぼせ、ホットフラッシュという症状が起き汗が出やすくなります。この場合は、加味逍遥散、女神散などを用いてホルモンバランスを安定させ、症状を緩和させます。

汗に悩まない毎日を過ごすために、生活習慣を見直し、漢方薬や東洋医学の知恵を取り入れ、自分の身体に合ったケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
■調査名称
株式会社ハーバルアイ「2023年 多汗症に関するインターネット自主調査」
■調査方法
インターネット調査
■調査期間
2023年6月12日(月)~6月18日(日)
■調査対象者
「漢方生薬研究所」会員の20代から90代
・回答者性別
男性:39.9% 女性:58.2% 未回答:1.9%
・回答者年代
20代:1.9% 30代:3.4% 40代:21.4% 50代:32.6% 60代:28.4% 70代以上:8.2%
80代以上:1.6% 未回答:2.5%

【漢方生薬研究所について】
私たち漢方生薬研究所のテーマは『自然をハコぶ』です。
漢方生薬研究所は現代のライフスタイルに取り入れやすい形で商品と東洋医学ひいては漢方の考え方をお客様に提供しています。
ホームページ:https://www.herbal-i.com/
【企業情報】
健康の維持増進や疾病の予防に自ら取り組む「セルフメディケーション」「予防医療」の重要性とニーズに着目し、漢方製剤の医薬品開発・販売・調剤薬局運営を行い医食同源や漢方の考え方に特化した商品、サービスを展開しています。
会社名:株式会社ハーバルアイ
代表者:代表取締役 橋口遼
設立 : 2015年12月
資本金 : 5,609万円
本社 : 福岡県福岡市中央区天神5丁目7-3福岡天神北ビル6階
電話:092-717-6346
URL : https://www.herbal-i.co.jp

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